茨城大学 分野横断型環境観測解析研究拠点

分野横断型環境情報の生成・公開と観測技術の開発

研究拠点の概要

(1) 研究グループの達成目標
 浅海域から中山間部までをフィールドとし,参画者の得意な研究領域を対象として,①環境観測技術および②データ(サンプル)解析(分析)技術を整理し,沿岸域を対象とした観光研究を試みる研究者・技術者に対して「観測データおよび解析(分析)技術」を提供・共同開発する拠点形成を目的とする。参画者の多くは,地球・地域環境共創機構(GLEC)や広域水圏環境科学教育研究センターに関連する研究者である。このため,茨城大学第3期中期計画で計画されているセンター統合化に貢献することもにらみ,地球と地域の環境研究を担う「観測と解析」に卓越した研究グループへの発展を最終的目標とする。
        
(2) 実施計画
①沿岸域を対象とした観測(分析)技術と公開可能な手持ちの観測データ(まずは茨城県)を持ち寄り、参加者間の情報交換を行う。そして、公開可能なデータと扱う技術を整理する。技術一覧を精査したうえで、沿岸域環境を語る上で不足する技術を絞り込み、参画者の追加を視野に入れて研究拠点としての充実を図る。
②「観測(分析)シーズ、シーズ共同開発の情報」を拠点のWebサイトで公開し、ワークショップを開催するとともに、外部からの申し込みに応じる形でシーズ開発チームの組み立てを行って行く。先端技術開発に特化するために、該当する最先端研究を行っている外部産官学研究者を入れた混成開発チームを組むように努める。
③我々が所有する観測(分析)シーズの理解を深めたり、他機関の研究にデータ面での貢献をするために、観測(分析)データアーカイブス「茨城大学地球・地域環境ライブラリ(仮)」を構築し、公開して行く。データ提供時や技術開発相談の受付時に利用者の意見を丁寧に伺い、その声を次の展開目標に掲げて拠点の高度化を進めてゆく。

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