桑原 祐史 (Yuji KUWAHARA) 博士(工学) 教授 Dr. Eng.., Professor Tel.0294-38-5261 Fax.0294-38-5268 E-Mail:yuji.kuwahara.rs(@)vc.ibaraki.ac.jp |
経歴
神奈川県秦野市で生まれ,栃木県小山市で育ちました.その後
東京理科大学 理工学部 土木工学科 卒業(1992.3)
東京理科大学 大学院 理工学研究科 土木工学専攻 修了(1994.3)
茨城大学 工学部 都市システム工学科 助手(1995.4-1999.9)
この間,同学科で専任講師,准教授を経て2010年センターに異動
茨城大学 准教授 広域水圏環境科学教育研究センター (2010.4-2015.3)
茨城大学 教授 広域水圏環境科学教育研究センター(2015.4-現在)
同センター長
<現在>
茨城大学 教授 地球・地域環境共創機構(2020.4-現在)
同 副機構長(研究担当)
所属学会
公益社団法人 土木学会,一般社団法人 日本リモートセンシング学会
一般社団法人 地理情報システム学会,一般社団法人 環境情報科学センター,日本沿岸域学会 など
受賞歴
日本測量協会 論文奨励賞(共2008.6)
土木学会 地球環境委員会 平成19年度地球環境講演論文賞(共:2008.8)
日本沿岸域学会 論文賞(共:2009.7)
土木学会 地球環境技術賞(共:2009.9)
(株式会社ユー・ドムの技術開発に,研究員・大学院生と参画し受賞)
土木学会 地球環境委員会 平成22年度地球環境優秀講演賞(共:2010.8)
※共:共著の論文,講演および業務を表す
学会や社会活動
土木学会 論文集編集委員会 G分冊編集小委員会 幹事長(2011.6-2012.5)
土木学会 G部門 地球環境委員会 委員(2011.9-現在)
土木学会 G部門 地球環境研究論文集編集小委員会 委員(2011.9-現在)
日本沿岸域学会 論文集編集委員会 委員(2014.3-現在)
日本リモートセンシング学会 理事(2014.5-2016.4)
日本リモートセンシング学会 研究委員会委員長(2014)
日本リモートセンシング学会 対外協力委員会委員長(2014.5-2016.4)
土木学会 関東支部 茨城会 事業部会長(2014.7-2017.7)
土木学会 関東支部 茨城会 幹事(2017.7-現在)
横幹連合 代議員(日本リモートセンシング学会担当)(2015.4-2018.4)
防災学術連携体 防災連携委員(2018.5-現在)
日本地球惑星科学連合 プログラム小委員会委員(2015.4-2018.5)
日本リモートセンシング学会 国土防災リモートセンシング研究会 会長(現在)
研究キーワード
衛星リモートセンシング,GIS,GPS,生活環境圏CO2環境,簡易センシング,環境モニタリング, センサ工学
担当授業
更に魅力的な授業となるよう,皆様の叱咤激励,どうぞよろしくお願いいたします!
<学部授業>
都市システム工学序論(測量/空間情報工学へのイントロ)
測量学および測量学実習(国土と宇宙空間は空間的に座標で表現できうることを知ります!)
空間情報工学および空間情報工学演習(座標と属性なるものを使うと,国土をサイバー空間内に実現できる,「未来地図」を描けます!)
<修士授業>
国土空間情報特論(空間情報学の理論とその実現について学び実習しましょう!
ここまで来ると,あなたは立派な未来地図作成技術の伝承者!)
<博士授業>
国土空間モニタリング特論(一緒に論文書きますか,博士課程の皆さん!!)
私の教育研究に対する想い
研究に対するつれづれ
大学における研究は,ただ研究成果が達成されることが重要なのではなく,その過程で人材が育成されなくてはいけないと考えています.私共の扱う専門分野である「空間情報工学」を題材として,日本と世界の「自然環境の保全と国土管理」の技術が進展するよう,ほんの小さな発見や改良や工夫でも良く,自分自身の寄与による「発見の喜びと感動」にあふれる毎日を過ごして行きたいと考えています.その喜びと感動を共にする中で,明るい将来を前向きに考える技術者と研究者を育成して行きたいと思います.
教育に対するつれづれ
「知らない,分からない」ことをまず分かってもらうことが大切と考えています.将来の日本や世界を担って行く上で,どこが「分からない」のか,原因や要素を明確に「分かる」ことが全ての出発点と考えています.次に,私が知る程度の内容であれば,授業で「全て」お話しします(もちろん,時間とテーマの許す範囲で,ですが).その上で,ネットワーク上に展開されている様々な情報の収集,書籍の読み込みと物によっては問題集を解きまくることをお勧めします.「論点を絞る→聞く→調べる→考える」を行ったその後は,もはや,お互いに意見を交わしあう,いわゆる「研究の世界」に入ってゆくのかな,と考えています.
研究室に対するつれづれ
私自身もまだまだ教育研究の修行中,と感じています.高度技術者と研究者を育成して行くために,教員の振舞や言動そして後姿がどのように学生に響いてゆくのか,反面教師ではあまりにも寂しいものです.多くの学問分野は必然性の基に成り立つものであるため,自他ともに尊重し高めあう,本当に高い意識レベルでの切磋琢磨が必要であることを教えたいし考えたいと思っています.また,工学の人間である以上,社会の多くの場面にて,業務または研究環境の「立ち上げ」から携わることが多々あるかと思います.その時に,様々な困難を目の前にして,しかし前向きに,誰かを頼るのではなく,自分と仲間との有機的な英知により,決して一気に解決するような簡単な問題でなくとも粘り強く,言われたことだけをやればそれでいいと自分に言い訳をするでもなく,問題を解決して行く一つ一つのステップすらも経験値と捉えて楽しんでしまうような,ある種貪欲かつ堅実な技術者になってもらいたいと思っています(私はこれを肉食系技術者と呼んでいます).自分自身に対して厳しく接してきた人間ほど心底他人に優しくできるものです.前述のような,機械化人間ではなく血の通う人間的に優れた本物学生が育つ,そんな学舎であってもらいたいと思っています.
私の趣味と好物
趣味は,家の裏庭で「畑」を作ることです.最初は,サツマイモのツルがどれだけ伸びるのか全く考慮せずに隣の家の庭に大侵入し迷惑をかけたりですとか,連作障害を全く考えずに植えた茄子の苗が全滅したりですとか,いくつかあり得ないことをしでかしていました.この頃,少し慣れてきて,そこそこの収穫はありますが,苗や肥料代から収穫分の野菜代を引くと,本当に家計に寄与しているのかどうか? コスパに関してはまだまだと感じています.そして,もろもろ疲れた時には,我が家のウサギの弟子に遊んでもらい,ストレス解消してもらっています.ウサギはめちゃめちゃエサを食べます.朝,私が出勤前に入れたエサ(大体,200ccの計量カップの1.5倍程度)は夕食時にはほぼ毎日カラになっています.自分も飯は食べる方で家ではあきれられていますが,それ以上に猛烈に食べ猛烈に出すのが我が家のウサギです.
私の好物は刺身です.もともとマグロは大好きでしたが,茨城は魚が新鮮であるため,カツオの刺身がこんなにおいしいものなのかということを初めて知りました.また,コーヒーが大好きです.砂糖とミルクはなし.ブラックで毎日飲んでいます.そして,ご期待の話題でしょうが,私,ビールが大好きです.そんな中でも,人肌程度にぬるいギネスビールが大好きです(冷えている所ではサッポロの黒ラベル).南太平洋のツバルやマーシャル諸島での調査が終わり,フィジーやグアムのような中継地点に戻ってくると,なぜかキンキンに冷えたビールではなく,黒色のあのギネスビールが飲みたくなります.ちょうど,長い調査で胃腸も弱ってきている所なので,内臓を冷やしすぎない意味でも体には良いのかもしれません.
2017年畑の様子(7月後半.ピーマンが絶好調でした) | ウサギの弟子.今日は手提げの中 |