研究プロジェクト概要

国土空間情報研究室では,自然環境の保全と国土管理における空間情報関連技術の応用を社会で実現できるよう,基礎的技術の開発から分析的応用技術までを研究対象としています.将来の建設関連分野における産業従事者の減少対策や国際競争力向上を図る上で,従来の仕組や技術に多くの限界や問題があることは多くの先人が指摘する通りです.国土空間情報研究室では,様々な研究分野を尊重し,「自然環境の保全と国土管理」を目的とした新たな空間情報関連技術の提案に向けて,研究・技術開発分野間の連携や技術の統合を図り(技術的融合),「地上~上空~宇宙」といったマルチスケールの地球観測データと時間軸を活かした空間情報を有機的に組み合わせた応用的な研究課題に取り組んでいます.

自然環境保全と国土管理のための衛星リモートセンシング技術の応用

・流木災害発生危険個所の効果的推定方法に関する研究
・半乾燥地における長期土地被覆変化とその方向性に関する時系列解析
(内モンゴルアルホルチン旗を対象として)
・全球を対象とした堤防データ生成方法に関する研究
・CO2濃度の変動に着目した新たな緑地評価指標の提案
・合成開口レーダによる液状化被害研究(潮来市日の出地区を対象として)
・日本全国の時系列バイオマス量データの作成
・南太平洋島しょ国の養浜事業の評価に関する研究

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流木被害箇所特定のための地形解析ベトナムでの堤防抽出
mongolco2
衛星画像による内モンゴルの土地被覆変化CO2観測地点

ICTと複合分野との技術的融合によるイノベーション技術の開発

・AI技術による水害対策の検討
・超解像技術の援用による急峻な山岳地における斜面災害箇所の抽出
・UAV搭載カメラの解像度特性の検証と島しょ環境の調査

AInepal
沢渡川の水害対策ネパールを対象とした斜面災害箇所の抽出

マルチスケール-ビックデータ利用による環境計測技術の開発

・定点観測データの観測有効範囲推定に向けた実験的研究(CO2濃度の計測を対象として)
・生活環境圏を対象とした長期CO2濃度データの変動傾向分析(茨城県を対象として)

co2co2
CO2濃度計測のための百葉箱時間ごとのCO2濃度変動

新たな技術への挑戦

・レーザースキャナを用いた標定点情報の生成
・2-way CO2センサ
・DOAS法(Differential Optical Absorption Spectroscopy: 差分吸収分光法)を用いた大気CO2観測
・避難支援情報MAPの生成
・SafetyMAPの生成と将来シミュレーション
・カモ研究